美容コラム

目元整形

【自然癒着法(挙筋法)】術前~1ヶ月のダウンタイムを検証

自然癒着法のダウンタイムについてお問い合わせを多くいただくため、筆者が実際に自然癒着法を受けてから完成まで、約1ヶ月間の様子を撮影してみました!

腫れや内出血がどの程度だったのか、それがどのくらい続いたのかを検証&解説していきます。

 

■埋没が取れるとどうなるの?瞼板法2点留めが取れてしまった術前の目元

そもそも筆者がなぜ急に自然癒着法をしようと思ったのかというと、実は1年半ほど前に他院で瞼板法2点留めによる埋没法をうけていたのですが、朝起きて鏡を見てみたらなんと埋没がきれいに取れてしまっていました(笑)

 

 

こちらが寝起きすぐの目元です。自宅撮影の為画質の粗さには目をつぶっていただけると助かります。この日はたまたまお休みだったのですが、洗顔後鏡でみたらこの顔。。。慌てて写真を撮りました。

寝起きでむくみがひどいということもありますが、左目は完全に埋没が取れてしまっており右目もラインがかなり薄く今にも取れてしまいそうな、なんとも心もとない感じになっています。首の皮一枚、という感じでしょうか。

普段から自然癒着法については日々勉強していますので、先生には自然癒着法の挙筋法でお願いしました。(※患者様のキャンセルで先生の予定が空いてしまったタイミングでお願いしています。)

挙筋法を選んだ理由としては、前回の埋没を瞼板法で行っており、瞼板法のリスクでもある目の渇きが気になっていたのでドライアイのリスクが少ない挙筋法が気になっていたこと、埋没が2回目の為、万が一挙筋法のリスクである眼瞼下垂になってしまった場合、次は眼瞼下垂併用全切開をしようという考えがあったためでした。切開までしよう、とお考えの方はなかなか少ないかもしれませんが、考え方のひとつの例としてご参考にしていただければと思います。

 

■施術直後は腫れは強くない?目の違和感を実感

 

 

こちらが術直後の様子です。こちらも自宅撮影なので画質の粗さはご了承ください。

腫れに関しては『まあこんなもんかな』という感じ。実感としては食い込みの強さやまぶたの重みをすごく感じるのですが、写真にしてしまうと腫れ感はそこまで強くないですね。

ラインはミックス型のインアウトラインで、術前の幅と同じ幅で留めてもらいました。先生いわく私は出血が多かったらしく、直後の時点でラインから血がにじんでいます。実は見た目ほど痛みはなく、この時点で痛み止めは飲んでいません。

 

■腫れは最高潮!翌日の様子と目の疲れ

 

 

そしてこちらが翌日の様子です。ね、眠たそう・・・!

やはり術直後と比べると腫れも強まっています。痛みはなんとなく鈍痛があるような感じです。私はこの状態で普通に名古屋の街を歩いて出勤し、8時間勤務していました。

主にパソコンなどの液晶画面を見ている時間が多いのですが、やはり目の疲れはいつもより感じますね。腫れを気にしないという方であれば翌日からお仕事や学校に行っても問題はないですが、目の疲れやこんな感じの腫れ具合が気になるという方はとりあえず翌日はお休みしたほうがよさそうです。この日は痛み止めと、処方された抗生剤を飲んでいます。

 

■術後2日で遅れてやってきた内出血

 

 

術後2日目。翌日と比べると腫れは若干引いてきたように感じますが、2日目にして左目に赤紫色の内出血が現れました。痛みは変わらず、なんとなく鈍痛がある気がする、というようなレベルです。

まだメイクができないので内出血をどうやってカバーするか悩んでいましたが、目を開けているとほとんど見えない&前髪で隠れる為、他のスタッフに内出血のことを自己申告しなければ気づかれませんでした。というより『内出血が・・・』と言っても『そう?』と言われるレベルだったので、自分で気にしているより周りは全然見ていないものだなと改めて実感しました。

 

■3日目で青から緑へ変化!内出血の状態

 

 

3日目になりました。この日はお休みだったため、自宅での撮影です。

幅に関してはだいぶ落ち着いてきたように感じますが、食い込みが強いですね。私はもともと眉下の脂肪(ルーフ)が多いタイプなので、ご覧の通り目を開いた状態だと眉下の脂肪がもにょっとラインに乗っかっているような感じになっています。

これは時間経過で改善していきます。陰になってしまってわかりづらいですが、内出血が青~緑っぽい感じになってきました。この時点で傷口の赤みはほぼなくなっています。

気になることといえば目を閉じた時の左側のラインが若干ガタついて見えることでしょうか。目を開くときれいなラインなので、一時的なものだと思われます。

 

■4日目で目元がすっきりし始めた?内出血は黄色へ変化

 

 

4日目でだいぶ様になってきました。二重ラインの上に乗っかっていた皮膚も、3日目より少しマシな気がします。内出血は左まぶた全体に広がっていますが、黄色い為に肌の色となじんであまり目立ちません。幸いなことに紫色の部分がまつ毛の生え際付近にある為、アイシャドウのような感じになっています。ラインの赤みは右目の目尻にある糸玉部分以外はもうきれいに整っています。

私の感覚では3日程度お休みすればおおよその傷の赤みや腫れなども落ち着いてき始めるので、この辺りからお仕事や学校などに行かれてもいいのかなと思います。

 

■術後7日!1週間で内出血はほぼ完治

 

 

1週間が経過しました。こちらはメイクなし、すっぴん状態での写真ですね。自宅で撮影しています。

5日目、6日目はほとんど変化がなかったので飛ばしました。右目の糸玉にあった目立った赤みもなくなり、ラインの傷はもうすっかり落ち着いています。まだ食い込みが少し強いため皮膚の乗っかりが気になる所ですが、二重幅が広すぎるといったこともありません。左目全体に広がっていた黄色い内出血も消えましたね。まだまつ毛の生え際あたりにはうっすらと紫っぽいものが残っていますが、全然気になりません。

目の状態が落ち着いたことで、目を開いたときのまぶたの重みも気にならなくなっています。

 

 

こちらが同じく1週間目のメイク有の状態です。メイクが映えることに感動。。。(撮影したのが夜だったのでメイクのヨレは無視してください・・・!)

もともとの埋没のラインと同じラインで留めてもらっているのですが、やはり2点留めと自然癒着では圧倒的に自然癒着の方が目がぱっちりします。2点で留めるより6か所経由して瞼を縫っている自然癒着の方がラインが安定しているなという実感が強くありました。実際には同じ幅なのに目がぱっちり見えるのも、自然癒着法ならではですね。

 

■傷の治りで少し痒みが?14日経過で自然な二重

 

 

2週間が経過しました。目の痛みや疲れなどはもう感じないですね。唯一気になることがあるとすれば、ライン(傷口)に少しかゆみがあることくらいです。これは傷の治りで発生するものなので、あまり掻かないようにだけ気を付けて生活しています。気になっていた皮膚の乗っかりもだいぶ改善しました。私の場合もともと脂肪が多い為、埋没するとだいたいこんな感じになります。

1ヶ月ほど経過するともっとすっきりするのですが、私は瞼の脂肪取りの適用でない為、ある程度の皮膚ののっかり具合はもう仕方がないものとあきらめています。

※眉下の脂肪(ルーフ)は瞼の脂肪取りで切除できない為切開が必要になります。

 

 

こちらは同じく2週間経過時のメイク有の状態です。メイクをするのが楽しくなりました。皮膚がテカっているのは撮影時間が遅かったからということでスルーしてください。

ご覧の通りアイシャドウを乗せると主に右目の二重ラインがくっきりしてしまうのですが、まだダウンタイム中なのであまり気にしていません。時間経過でラインの凹付きなども改善していきます。

この頃になると周りからの反応もとても良く、術前(2点留め)と比べて絶対こっちの方がいいよ!と言われるのがうれしいですし、私自身もそう思います。目力がつよくなって、目が大きく見えると言われます。実際にはメイク方法も変えていませんし、二重の幅も同じ幅ですが、不思議ですね。

 

 

■3週間経過!ダウンタイム中なことを忘れるくらい快適に

 

 

3週間が経過しました。二重幅がずいぶん落ち着いてきましたね。この頃になると目の違和感も感じないので、まだダウンタイム中ということを忘れてしまいます。かなり快適です。

すっぴんでも目がぱっちりして見えるのがうれしいですね。皮膚の乗っかりは腫れや食い込みによるものというよりは、おそらく私のもともとのポテンシャルの問題です。2点留めの1年経過時でもこんな感じだったので、これ以上は劇的に変わらないかなと思いますが、もう現時点でめちゃくちゃ満足です。私と同じように眉下の脂肪が気になるという方は、埋没で3週間経過してもこんな感じだということを知っておくとよいかもしれません。

まだ全然知識がなかった頃はまぶたの脂肪取りをすれば改善するものと思っていましたが、あくまでこの脂肪(二重ラインに乗っかっている脂肪)はルーフという眉下の脂肪です。まともなお医者様ならカウンセリングの際に『脂肪取りをしても改善しないよ』と教えてくれると思いますが、念のため頭の片隅に情報として置いておいてくださいね。

 

 

 

同じく3週間目のメイク有りの状態です。2週間の時点で気になっていた右目のラインのくっきり感や凹付きが気にならなくなってきました。触ったときにざらざら、ボコボコしていた縫い跡のような感覚も薄くなってきています。

お気づきの通り、実はアイシャドウをシマーなタイプからマットな肌なじみのよいものへと変えたのですが、こちらの方が粉感がなくなじんでいるように見えるので、ダウンタイム中の二重ラインのくっきり感が気になるという方はラメが入っているものよりマットなアイシャドウを使用されるとラインがいい感じにボケてくれるので良いかもしれません。それにしても白目の充血が気になりますね。埋没には全く関係ないのでこれは私が目を酷使しすぎているせいです(笑)

白目がきれいだと目もきれいに見えるので、目の印象を変えたい方は白目の充血を取るのもおすすめです。。。

 

■ダウンタイム終了!1ヶ月後の様子と比較

 

 

 

ようやく1ヶ月が経過しました。仕事終わりの目なのでちょっと疲れが見え隠れしていますね。撮影のタイミングが悪くて申し訳ありません。

最終的に二重幅はもともとの幅(2点留めしていた頃の幅)と同じ幅できっちり落ち着いてくれました。やはり正確なダウンタイムは1ヶ月ですね。最初の頃に気になっていた右目のラインのガタつきもなくなり、すごく自然なラインになったと思います。右目に関しては、指で触るとボコボコする感じはあるものの、日々改善されているなと感じるので、これに関しては今後もまだまだ変化していきそうです。

 

 

こちらがメイクありの状態。かなり目が大きく見えます。我ながらなかなかきれいな目元だなと思います。右目はもともと左目と比べてルーフが多いため、ラインの濃さ(食い込みの強さ)も右の方が強いです。とはいえ自分の中では全く気になっていません。こうしてまじまじと写真で見て初めて気づくという感じ。こちらもこれからも日々改善していきそうです。

 

ここでいったん、2点留めをした際の1カ月目の状態と比較してみましょう。

 

 

 

2点留めの写真は過去に2点留めをした際に自宅で1ヶ月を撮影したときのものなので、画質やライトなどの部分での誤差はご了承ください。

ご覧になって分かるように、きれいに術前と同じ幅で留めてくださいました。先生に感謝です。また、実は2点留めの際に気になっていた目頭付近のカクつきが、自然癒着法ではきれいなアーチ状のラインになっていたことが1番驚きでした。

 

もう少しわかりやすくするとこんな感じ。

 

 

 

どうでしょうか。これを見ると自然癒着法が『デザイン性が高い』と言われる理由が分かりやすいのではないでしょうか。デザイン性が高いと言われていまいちどういうことなのかピンとこなかったという方は、こんな感じでラインが滑らかで狙った二重の形にしやすいと思っていただければいいのかなと思います。わかりやすいように左目だけピンク色のラインを引いていますが、右目も同じように目頭のラインに差がありますね。

カクつきがなくなったことでより自然な二重ラインに見えますし、目尻までラインがしっかり入ってくれているので目力が強く見えますね。ちなみに、2点留めは1年4ヶ月で完全に取れました。

 

 

 

ダウンタイムの経過を並べるとこんな感じ。

その日のコンディション(むくみなど)や撮影した時間帯などが少し違うのでわかりづらい部分もあるかと思いますが、一目瞭然で翌日が圧倒的に腫れており、そこから毎日少しづつ変化しているのがお分かりいただけると思います。二重幅自体は術後1週間からそれほど変化はないものの、食い込みの強さが違う為まぶたの脂肪の感じや二重の印象も違って見えますね。

 

自然癒着法(挙筋法)で実際に施術をしたこの1ヶ月の様子をできる限りわかりやすくまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

今回は挙筋法なので、瞼板法をご希望の方はもう少し腫れが強かったりダウンタイムが長かったりするかもしれません。また、同じ挙筋法でも、希望の二重幅が私よりも広かったりもともとの目の状態によってはダウンタイムが長引くこともあります。以上のことをふまえて、これから埋没をする方の参考になれば幸いです!

 

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