アンチエイジング治療を行っていくうえで欠かせない施術の『注入系治療』本日はお肌に直接注入していくこの注入治療の種類やそれぞれの特徴、価格までをまとめてみました!
■注入治療の種類って?
注入治療と言っても様々な種類がありますので、まずは多くの美容クリニックで取り扱われている注入治療をご紹介していきます。
まず、もっとも有名なのがヒアルロン酸とボトックスの注入ですね。この2つは美容に興味のない方でも知っているのではないでしょうか。
続いてスネコスやベビーコラーゲン、PRPなどが有名です。これらの施術メニューを聞いてなんとなくご理解される方もいらっしゃるかとは思うのですが、多くの方はスネコスやPRPについてご存じないかと思います。
これらはどの施術も小じわの改善やハリ・ツヤの実感をできると言われておりとても似ている施術なのですが、当然ひとつひとつの施術ごとに適用部位や使用内容も違います。
■シワの種類を知って最適な施術を知ろう
先ほどご紹介した施術の特徴を知る前に、まずはシワの種類をしっていきましょう。
同じ『しわ』でも刻まれ方や深さなどで名称も異なります。まずはご自身がお悩みのしわが何ジワなのかを知ることで、最適な施術もみえてきますよ!
上の図を参考に一度手鏡でご自身が気になっているシワと見比べてみてください。
ポイントは表情を作ったとき(筋肉を動かしたとき)に現れるシワなのか、何もしていなくてもすでに刻まれているのかということ、さらにそのシワが深いものなのか細かく浅いものなのかという点です。
それにより同じ額のシワでも、筋肉を動かした際にできるのであれば表情ジワ、なにもしていなくてもすでにシワとして刻まれているならたるみジワとなります。
また、表情を作らなくても刻まれているシワであっても、目の周りや口周りなどにできており、且つ1つ1つが細かく浅いシワであればちりめんジワとなります。
【表情ジワ】
眉を上にあげる動作で出てくる額の表情ジワ。動作がなければ通常シワは刻まれないが、同じ表情や動作を繰り返すことで真顔の状態でも刻まれていく。
【たるみジワ】
主にほうれい線やマリオネットラインなどにできる深いシワで、真顔の状態でも写真のようにシワとして刻まれている。脂肪や骨の減少により皮膚のたるみや筋肉のたるみが起こることが原因。
【ちりめんジワ】
主に目の周囲や口元周辺に浅くできるシワ。遠目から見るだけでは目立たないが、放置することでだんだんと深くなっていく。
■薬剤の種類別の特徴と持続期間
続いては、さまざまなクリニックで目にすることが多い注入系の製剤ごとの違いや特性、その効果の実感から持続期間まで細かく見ていきましょう。
こう見ると製剤ごとにそれぞれ異なる特徴があることがよくわかりますね。医師はこのような異なる特徴を踏まえたうえで、患者様のお悩みにもっとも適した製剤をおすすめしていきます。
たとえば、ほうれい線のたるみにヒアルロン酸を注入する場合は皮下に注入しますが、小じわの改善を目的としたスネコスやベビーコラーゲンは皮膚の真皮層へ注入します。また、ボトックスは筋肉への注入ですよね。
このように、製剤やシワの種類によって注入部位も異なります。持続期間に関してはどの薬剤も注入箇所や注入量などによって変わりますので、おおよその目安と思っていてください。
※ヒアルロン酸注入は使用する薬剤によって注入する層がかわります。
■それぞれの施術の平均価格と特徴のおさらい
それでは最後に、これまでご紹介してきた施術の平均的な価格と併せてもう一度特徴についておさらいしていきましょう。
上の図の通り、ボトックス、ヒアルロン酸、スネコス、ベビーコラーゲン、PRPを価格で比べるとボトックスが一番安価、逆に一番高いのはベビーコラーゲンということになりました。ですが、何度も言うようにあくまでおおよその価格であり、ざっくりとした平均化価格なので、予算を立てるときの参考程度に考えておいてくださいね。
また、1番安価とお伝えしたボトックスですがこれはあくまで『表情筋ボトックス』に限ったお話です。エラボトックスや肩ボトックス、ボトックスリフトなどの施術はこちらの価格には当てはまりませんのでご注意ください。